
コンビニのプラスチックのフタを止めてある、
透明テープが憎い。
コンビニにおける、フタ物は、ほとんどがテープで止められている。
少々の衝撃でも、食べ物がこぼれないように、しっかりと止める。
その哲学が、長い間続けられてきた。
しかしだ・・・
剥がした後のテープは、粘着力を維持している。
指にくっ付いている内は、まだいい。
そいつをどうにか剥がし、フタなどにくっつける。
フタをビニール袋に捨てる。
その際、役目を終えたハズのテープなのに、
存在を主張し始める。
ビニール袋のアチコチに引っ付き、引っ張り、
袋をメチャクチャにしようとする。
フタの場合、まだ、軽傷だ。
剥がしたテープを何気なく、容器の底に張り付けるケースがある。
フタ側から剥がした場合、このやり方の方が、スムーズだからだ。
さて、容器をテーブルに置く。
ネチッ
さりげなく、テーブルにくっつく。
激しくではないものの、持ち上げるたびに、
粘力と戦わなくてはならない。
ネチッ、ネチッ
だからと云って、今更、再びテープを底から剥がすのは、
面倒だし、やりにくい。
時折、粘力に負けて、容器を取り落すことすらある。
ジャ~
汁モノがこぼれたりする。
周りを観察していると、指を振り回している人がいる。
テープが指から取れなくて、苛立っているとみえる。
振り回した挙句、ゴツンッ!
テーブルにぶつけて、うずくまってしまった。
後ろを振り返れば、彼は、指からテープを取るのに、
口を使ったらしく、口の横に、テープの残骸が張り付いている。
プフ~プフ~
息で吹き飛ばそうとしている。
未だ事件は起きているものの、
以前に比べて、テープの性能自体は格段に良くなった。
しかし、もう、
テープで止めるという行為そのものが、
限界にきているのではないだろうか?
新たな《フタ止め方》を開発する時期が、到来しているのではないか?
フタ止め革命!
最初に、革命を起こすのは、どのコンビニだろうか?
イギリスの賭け会社、ブックメーカーは、
受け付けてくれるだろうか?