インタビューを受ける。
インタビューには、インタビューアーなる人がやってくる。
名刺をいただき、肩書を知り、メモ手帳をテーブルの上に置き、
お話が始まる。
インタビューアーは、事前に、
私の経歴や、人となりを調べてからやってくる。
10年以上前であれば、下調べは大変であった。
いろんな資料を探し、写真を見つけ、
それでも調べられない事だらけの状況で、
インタビューを始めるのが常だった。
しかし、今の時代、ネットがある。
さらに、ご本人のホームページがある。
ご丁寧に、ブログが、自身を語っている。
これほど間違いのない情報はない。
ところがである。
イシマルのこのコーナーに辿り着いたインタビューアーは、
頭が痛くなる。
おバカな事ばかり登場するので、どこをどう調べればいいのか、
仕事の話を聞きたいのに、ほとんど出てこない。
ゆえに、インタビューの途中で、当然の疑問を口にすることになる。
「あのぅ、仕事はなさっているのでしょうか?」
聞かれたから答えるのだが、
『なさってますです。
先月なんて、休みほとんど無かったです』
「いやあ、遊んでばかりなさっているのかと」
遊んでばかりなさりたいです。
ところが・・実は、大きな声では言えないが、
最近、私の遊びの部分が仕事にも波及してきて、
どこまでが遊びで、どこからが仕事か、線引きが難しくなっている。
私的には、仕事だと主張しているのだが、
友人の滝田くんに至っては、
「剱岳に
遊びに行ったんだって?」
決めつけている。
よもやドラマのロケで、温泉場に行ったりすると、
「いいなあ、温泉でゆったりかい」
いやいや、それなりに大変なんだって、
まあ、風呂には入るけど・・・
インタビューの最後には、決まって訊かれる事項がある。
「今後のご予定は?」
『ええ~と、本栖湖へキャンプに』
「・・・・・」