《怪我の功名》という言葉がある。
《失敗は成功の母》とも言う。
昨日、サップで釣ったイナダで、リュウキュウを拵えた。
リュウキュウとは、大分県の郷土料理で、
いわゆるズケ丼だ。
味付けされた醤油ダレに、生姜とネギを入れ、
イナダの刺身を漬け込んでゆく。
さて、漬け込んだリュウキュウを台所に放置したまま、
私は、いつもの自前ジュースを作っていた。
リンゴにバナナ、ヤクルト、ヨーグルト、蜂蜜、
そして、最後に牛乳を入れようとしたところで、
何を間違ったのか・・・
目の前に置いてあったリュウキュウの容器に、
ドボリと注いでしまったのだ。
大さじスプーン一杯分!
アチャァ~~~
入ってしまったものは、しょうがない。
そのまま、食卓まで運び、
ご飯にかけて食べる事となった。
な~んか、色が、濁っている。
首を傾げながら、
ご飯に乗っけたイナダのリュウキュウを頬張った。
すると・・・
えもしれぬ味わいが口中に広がるではないか!
一言で云えば、<マイルド>。
牛乳の味など全くしない。
黙って人にお出しすれば、
牛乳が入っているなど気づかれないだろう。
まさに怪我の功名。
新たな調味料を発見したかもしれない。
醤油ベースの和食に牛乳。
その後、ハフハフ、ご飯をオカワリしたのは、言うまでもない。