駐車場のクサリを探していた。
ホームセンターに向かう。
あったあった!
頑丈そうなクサリが、10cm単位で売られている。
よし、一番太いのを選ぼう。
っと、その時だ。
下に、クサリを切る道具が置いてある。
なるほど、長さを指定すると、
この道具でバチンと切ってくれるらしい。
それは、わかった・・
しかしである。
私が、泥棒だと仮定してみよう。
(クサリを切る道具が欲しいナ。
よし、ホームセンターに行ってみよう。
あったあった、バチンと切る道具が、クサリ売り場にあった。
このクサリが切れるのだから、このハサミでいいのだろう)
まさに、泥棒に縄をなわせるのと同じ状況が、ココにある。
《クサリ切りは、コレでバッチリ!》
泥縄式にあやかって、《クサハサ式》と名付けてみた。
っと、ここまで述べて、ハタと筆がとまった。
泥縄式の意味を改めて、考えてみた。
どうやら、私は、間違って覚えているようだ。
本来の意味は、
「泥棒を捕まえてから縄をなったのでは、間に合わない。
行き当たりばったりでは、ダメだヨ」
という意味だ。
しかし、私は、こう思い込んでいたのである。
「泥棒本人に、捕まえる縄をなわしたら、
すぐに切れる様な、弱いない方をするヨ」
つまり、
「クサリ売り場に、クサリ切りを置いておくと、
泥棒に、親切に教えているようなもんだヨ」と。
いにしえのオート三輪車