
冬になると、《北八が岳》に足しげく通う。
冬と云うからには、当然、雪だらけである。
アイゼン、あるいはカンジキを履いて歩きまわる。
そこには、雪と風が造った芸術品が待っている。
これでもかこれでもかと待っている。
自然が造った品は、
私か、アナタが観るまでは、
ただの凍えた樹木に過ぎない。
ところが、私かアナタがそこに現れた途端、美しい物体と化す。
例えば・・

⇑ 《二宮金次郎》
マキを担いで、金次郎が働いている様子を、雪と樹木が表現している。

⇑ 《軍鶏が飛ぼうとしている瞬間》

⇑ 《戦闘機が飛来する様子》

⇑ 《お父さんと子供》
お父さんが子供を、高い高いと持ち上げている。

⇑ 《二人》
右側の雪人間のマネをしている。

⇑ 《鼻のない象さん》
象さん発見・・・象なのに鼻が短い。

⇑ 《ねえ、どっち?》
道を尋ねている。