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石垣鍾乳洞 バツンッ①
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 石垣島に鍾乳洞がある。
《石垣鍾乳洞》
観光洞としては、証明器具をふんだんに使った珍しい洞窟だ。
クリスマス的な、イルミネーションの飾りつけすらある。
いっそ感があって、それなりに美しい。

10数年前の事だ・・・
朝一番に、石垣鍾乳洞に入洞した私。
他に客はいなかった。
しばらく進んだ時だった。
奥に、赤いパイロンを二つ立て、虎模様のバーが渡してあった。
この先は、立ち入り禁止の紙が貼ってある。

周りを見渡し、ちょっとだけ、バーを跨いでみた。
奥に、洞窟が続いている。
もうちょっとだけ、進んでみる。
5mほど進んだ先が細くなり、やがて、右手に大きくひらけた。
覗いてみると、ゴジラの口のような鍾乳石が、
絢爛豪華に輝いているではないか!
思わず、広い空間に踏み出してしまった。
その次の瞬間!

バツンッ!

明かりが落ちた。
真っ暗になった。
(え~なになに・・?)
どうやらこの鍾乳洞は、センサーで反応して明かりが点くシステムらしい。
私という動物が進むに連れ、先の明かりがともっていたのだ。
その動物が、センサーの無い空間に行ってしまった。
当然・・・バツンッ!

(うごくな)
とっさに自分に命令する。
(ゆっくり座れ)
真の暗闇に立っていると、平衡感覚がおかしくなり、
倒れたりする。
最後に見た光景の残像では、この先は崖になっていた・・と思う。
深い闇が地底に向かって沈み込んでいた。

座り込み、ここまでの道のりを思い出そうとする。
まず、目を閉じた
暗闇なら、閉じようが開けてようが同じだと思われるが、
考え込む時は、やはり、マブタは閉じるのが一番だ。

パイロンを跨いでから、距離にして20mほど来た。
一度右に曲がったところで、空間が広くなった。
下り坂のデコボコだった。
左手に、支道が二つ?あった。
右手は覚えていない。
正面は崖。

まずは、明かりの代わりになるものがないか、身体をチェックする。
携帯は電波が届かないので、置いてきた。
腕時計は、光らないタイプだ。
無い、明かりは・・・
一応目の前に手をかざし、指を鼻に突っ込んでみたりするが、
フゲッ
やはり見えない。

さて・・戻るには?
良いことに、灯りが落ちた時、首を振り向いただけで、
足は動かしていない。
つまり、つま先はそのままだ。
靴の方向を指針とする事ができる。
(うごくな)は正解だったのだ。

で・・どうする?
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   マングローブの種
by ishimaru_ken | 2016-03-09 05:42 | 昔々おバカな話 | Comments(0)
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