とある食堂で見つけたお品書きだ。
この食堂は、蕎麦あり、うどんあり、カツ丼セットメニューあり、
カキフライ定食、マグロ漬け丼、エトセトラ、
なんでもありの嬉しい店だった。
その中に、気になるお品書きがあった。
《やわらか真いかの唐揚》
これは、どう解釈したらいいのだろう?
やわらかいのは、真いかだろうか?唐揚だろうか?
もし、唐揚だとすると、私的には、唐揚はパリッとして貰いたい。
もし、イカだとすると、イカは唐揚にした途端、固くなる物体だ。
総合してまとめると、
<元々柔らかかったイカを唐揚にしました》
これが、真相だと思えるのだが・・・
もうひとつ、不思議なお品書きが横にある。
(冒頭写真)
《炭火風焼きいか》
炭火焼きというなら理解できる。
遠赤外線で焼いたのであるからして、焼け方が違う。
それは旨いだろう。
ところが、《風》とは何だろう?
「炭火で焼いたような焼き方にしてみました」
と云う事だろうか?
イカをガスで焼くのと、
炭火で焼くのとで、
どう見た目が変わるのだろう?
店主は、ことのほか、イカに思い入れが強いようだ。
そういえば・・
風が付くお店にしばしば遭遇する。
《手打ち風蕎麦処》
《露天風 天然風呂》
いずれも、風におんぶ抱っこしている。
ずるい。
ずるいが、認めたい。
堂々と、名前つけの苦労している。
いかに旨そうにみせるかの努力をしている。
これを偽装と言うなかれ!
これは、食の文化だ。
だって、おいしそうならば、いいじゃないか。
今まで見つけた、どれも認めたい。
手打ち蕎麦
手打ち風蕎麦
手打ち式蕎麦
本格手打ち蕎麦
本格蕎麦手打ち風
元祖本格手打ち蕎麦
手造り炭火焼風トースト