《与論島観光大使》に任命された。
まずは、読み方。
与論島は、正式には、「ヨロンジマ」と読む。
しかし、皆、「ヨロントウ」と呼んでいるので、
ソッチの方が、親しみがあって、いいだろう。
むしろ、「ヨロン」と呼ぶのが一般的だし、気軽である。
だから、私も、《ヨロン観光大使》と呼ぶことにする。
毎年、ヨロンに遊びにいく私である。
以前、我が事務所のマネージャーに、こう話かけた。
「又、来月、ヨロンに行ってきます」
何度もこの言葉を使っていたハズなのだが、
マネージャーから返った言葉が、
『パスポートは、期限切れてませんか?』
どうやらマネージャーは、ヨロンを外国と思っているらしい。
パラオとか、ヌーメアとか、カタカナの、
どこにあるかはっきりしない海外の島という認識だ。
「鹿児島県です」と、何度も言っている。
カタカナで書いたヨロン島のTシャツもプレゼントした。
にも関わらず、
一度、頭に入った間違った情報は、抜けないようだ。
ある時など、泊まっているホテルにファックスまで送って貰った。
それには、国内線の電話回線を使ったはずだ。
にも関わらず、
その一年後、
「又、ヨロン行ってきます」
すると、
『今、テロとか多いので気をつけて』
やはり、海外だという思い込みは外れない。
しかも・・・
冒頭の写真を凝視すれば、この文字が見える。
《ヨロンパナウル王国》
実は、33年前に、ヨロンがパロディ国家を立ち上げた。
ヨロンの方言で、パナ(花)、ウル(珊瑚)。
よって、
ヨロンパナウルとなる。
しかし・・・
マネージャーに伝えるのは、やめよう。
なんたって、
ラバウルを知っている年代のマネージャーだ。
ヨロン=海外、の概念に拍車をかけるだけだ。
この話を、ヨロン島の方に話してみた。
すると、
「海外でいいんじゃないですか~」
実に、のん気なもんだ。
まあ、のん気を絵に描いたような島が、ヨロンとも云える。
では、ヨロンの友人
タクジ家の写真でもご覧いただこう。