
岩手県の盛岡にたびたび足を運ぶ。
市内から何気なく北西方向に目をやると、
大きな土の塊が盛り上がっている。
岩手の人たちにとっては、富士山といえる山。
《岩手山》 2038m
前々から、この山に登ってみたかった。
登山口から標高差1500mほどある。
標高差だけで云えば、長野県のアルプスにほど近い。
しかし、決定的な差は、
日帰り登山という事だ。
宿泊できる山小屋がない。
避難小屋は3つほどあるのだが、宿泊するには、
それなりの装備(寝袋、食糧など)を担いでいかなければならない。
重い荷物を担いで、1500mの標高差は、きつい。
よって、日帰りを選択することになる。
1500mのいっきの上り下りはヒザへの負担が大きい。
では、まず・・ってんで、偵察してみた。
焼き走りという登山口から、500mほどの標高差を登ってみた。
そこは、噴出口と呼ばれる所。
400年ほど前から、何度も溶岩が噴き出した火口だ。
その溶岩が岩手山をかけ下り、壮観な眺めを造りだしている。
まだ、1000mほどの標高なのに、見晴らしがとても良い。
頂上に行けば、どれほどの景色が観られるだろう?
期待はふくらむ。
ここはいったん引き下がり、後日万全の態勢を整え、
イシマル探検隊の精鋭を引き連れてのぞもう。
精鋭ったって、滝田隊員と、杉山隊員なのだが・・