
《ハイジャンプ》走り高跳び
女子の競技を観ていた。
ポニーテールの選手が数人いる。
長い髪をひとくくりにして、後ろに垂らしている。
彼女は、背面跳びをする選手だ。
いや、今やハイジャンプは、全員が背面跳びをしている。
背中でバーを越えるテクニックだ。
すると・・・
当然、身体の背後にある突起物は、非常に気になる。
おしりが極端にとび出した体形は不利だろうし、
背中のゼッケンが緩んでいるのも不利となるだろう。
っと。考えると、
後頭部にユラユラと揺れている髪の束(ポニーテール)は、
どう考えたらいいのだろう?
彼女たちの挑戦にくぎづけになっていた。
その動きを追った。
バーに対して右側からエントリーする場合。
最終的に、左足でジャンプする。
右腕を下から振り上げ、状態を引き上げる。
頭がバーを越えようとする。
問題の髪はどうなるのか?
すると、面白いことに、身体が引きあげられるに従って、
顔は右側を向くことになる。
それにともない、ポニーの尻尾は、顔の左側に振られるのだ。
つまり、バーから離れてゆく。
な~んも問題は起こらなかった。
なるほど!
思わず、ヒザをはっしと打った。
彼女たちは、恐らく経験から、
髪は反対側にナビクと知ったのだろう。
それとも、ビデオ録画して研究したのだろうか?
見事なもんである。
素人の心配は、全くの杞憂であった。
「どこ見てんだ!」
『いや、髪が心配で、心配で・・・で、誰が勝ったの?』