大分県の大分市と別府市の間に、海岸から盛り上がった山がある。
《高崎山》 たかさきやま 628m
猿山である。
自然の中で、勝手に生きている野生の猿がいる。
戦国時代から棲みついたらしく、それを1952年に、
餌付けを始めた。
今は、B群とC群という二つの群れとして、群れており、
全部で1500頭ほどが、顔を見せている。
それぞれの群れには、ボスがいる。
このボスの統率力次第で、群れは大きくなったり、縮小したりする。
以前、マスコミでも有名になった、《ベンツ》と名付けられたボスは、
貫禄たっぷりで絶大な統率力があった。
猿としての魅力にあふれていたのだろう。
夏は出産シーズンである。
秋には、その子たちが、ヨチヨチと母親の周りにまとわりつき、
なんとも可愛い。
可愛さは他の動物から抜きんでている。
やっぱり人間に似ているからだろうか?
一日見てても飽きない。
毎日、見ていたいほど。
それがこうじて、高崎山自然園の係員になった人も多いらしい。
子供の頃、両親に連れられて、遠くから何度か通ったものだが、
近くに住んでいたら、将来なりたい職業に、
高崎山を選んだかもしれない。
今でも、ベストテンに入っている。
おまけに高崎山自然園の向かいの海側には、
《海たまご》と呼ばれる水族館がある。
歴史も長い。
海好きの私的には、こちらの飼育員にもなりたかった。
もちろん、ベストテンに入っている。
いっそ、両方に就職できて、毎日行ったり来たりできるのなら、
ベスト3に入るだろう。
いないのかな・・・そんな人。