
四万十川のほとりにある一條神社。
おみくじ売り場をのぞいたら・・・
巫女さんの代わりに、猫が留守番をしている。
きちんと正座して、背筋を伸ばしている。
たまたまかと思い、お参りに行ったあと、再びのぞいてみたら、
変わらぬ姿勢で、参拝客を迎えている。
猫人形ではないか?
手を振ってみると、耳だけで反応する。
猫のことだから、無理やり居させられても、
すぐどこかに行ってしまうハズ。
という事は、あの場所だけを、
やや暖かくしているのではないか?
それとも
他を冷やしているのか?
猫に留守番をさせるのは、いいのだが、
買おうと思ったおみくじが買えない。
自動販売機もない。(あったかな?)
一応、声に出してみた。
「猫さん、おみくじ売ってもらえる?」
反応はない。
待ってみても、誰かが顔を出す兆候もない。
そこまでの、驚きのパフォーマンスは用意されてなかった。
ミケ猫はいるが、ミコ猫はそうそういないだろう。
四万十は、川だけを注目しなくても、よいようだ。
ん・・?
首に何か札を下げているゾ。
文字が書いてある。
『おまいり ありがとう』