《そめいよしの桜》と《八重桜》の区別はつけやすい。
八重桜のこんもりした花びらの付き方で分かる。
では、《椿》と《サザンカ》の違いは?
♪~サザンカ、サザンカ咲いた道ぃ~♪
どちらも、たき火を焚くような寒い頃だ。
北風ピィプゥ吹いている季節だ。
答えは、花の落下の仕方でわかる。
サザンカは、ハラハラと花びらが落ちる。
対し、
椿は、ボタリと落ちる。
江戸時代には、そのボタリの落ち方が、
武士の首が落とされる様に似て縁起が悪いってんで、嫌われた。
では、《ツツジ》と《サツキ》の違いは?
サツキとは五月とも書くのだから、五月に咲くのだろう。
でもね、ツツジも五月に咲くヨ。
覚えやすいのは、葉っぱだ。
葉っぱが大きく光沢がないのが、ツツジ。
小さくてツヤツヤしているのが、サツキ。
先にツツジが咲く。
その後、サツキが咲く。
さて、こういう
どっちがどっちの問題は、
教えてもらった直後はしっかり覚えている。
しかし、時間が経てば忘れてしまう。
特に花の問題は、一年に一度しか考えない。
アナタはたぶん、来年、
どっちがどっちだか分からなくなる。
わからなくなっても、生活に困らないのだから、
覚える気がナイとも言える。
ルッツとトゥループの区別がいまだに分からない人には、
難しい問題かもしれない。
これは、サツキ