
あちこち動き回っている人(私)と、
都会に居て、そうそう出歩く事のない人の会話である。
「高速の東北道を走って、岩手山(イワテサン)に登ってきたんです」
『ああ、イワキヤマね』
「いえ、イワテサンです、イワキヤマ(岩木山)は青森県なんで」
『へえ~じゃどこの県にあるんだっけ・・そのイワ~』
「イワテサンです」
『秋田県だっけ?』
「違います」
『北海道じゃないよネ?』
「東北道だと言ってるんだから、東北です」
『わかった仙台だ!』
「違いますネ、しかも仙台は県じゃないし」
『あれっ・・鳥取県?』
「ものすごく遠くになりました」
『え~と、え~と、なんかヒント』
「ヒントというより、もう答えを言ってるようなもんなんだけど」
『うっそ?』
「じゃ、ヒント・・・イワテサンと言いましたよネ」
『うん』
「さんとは山でしょ。山をとって、県を付けたら~」
『山をとってェ・・・県を付けるゥ・・・わかった!!』
「はい、どうぞ」
『山がた県!』
「・・・・・・・・・・・・・・・・」