~~~ 昨日からの続き ~~~
岩手山2038mの八合目まで登ってきた。
ここに、避難小屋がある。
避難小屋といえば、大概こじんまりとした小屋で、
「しょうがないから泊まる」的な感覚なのだが、
この小屋は、大きく、暖房ありで、毛布も貸してもらえる。
実は、ここに泊まる予定で、登ってきた。
晴れた夜、満天の星が降ってくるのを、期待したのだ。
ところが・・はからずも身体の調子が良かった。
予定より短時間で、登ってきてしまった。
「よし、このまま登り切って、降りちまおう!」
目の前には、あと、小一時間で登れる頂上が待っている。
そこには、樹木はない。
初夏には、高山植物が咲き乱れる地帯だ。
岩手山の頂上は、火山の噴火口である。
直径500mほどもあろうか、
富士山の頂上に似ている。
富士山の場合、御鉢の中は窪みになっているが、
岩手山は窪みから、新たに噴火がおきたらしく、
グレープフルーツ絞り器の形状と思えばいい。
頂上は、その絞り器のヘリにある。
2038m
360度の展望。
東側に、美しい形の山、姫神山(ひめがみやま)が、
おいでおいでをしている。
そう、あの山も、気になってしかたがない。
う~む、イワテサン。
想像を超えて、素晴らしき山であった。
くだり?
標高差1500m。
まるで岩手の原野に落ちてゆく感覚を味わいながら、
文字通り、落ちてゆき、翌日筋肉痛になるのであった。
姫神山