
「私は、宇宙のどこにいるのだろう?」
自分の居所を知りたくて、たびたび、アソコに行く。
アソコとは、JAXA(ジャクサ)。
「私のいる地球は、どんな大きさなのだろう?」
数値で教えられても、なかなか感覚的に把握できない。
なんといっても、視覚が一番。
ジャクサでは、冒頭の写真にあるように、
太陽系を視覚で表現してくれている。
太陽の下にある左から3番目にあるのが、地球だ。
(ちなみに、地球の左にある同じ大きさの惑星が金星)
こうしてみると、木星と土星がいかに大きいかが分かる。
バカでかい!
では、この写真の土星の右側を見てほしい。
小さな4つの星がある。
土星に比べてみると、豆粒だ。
水金地火木土天海冥
しばらく前まで、9つの惑星の呼び方があったものだが、
今では、最後の《冥王星》が惑星と呼ばれなくなった。
理由は、たぶん、小さいからだと思う。
確かに、上の写真を見ても小さい。
木星が、バスケットボールだとすると、
土星は、野球ボールで、
冥王星は、ビー玉より小さい豆粒だ。
ゴマに近い。
惑星の階級から落ちざるをえなかったのは、
その小ささだったのか!
ところで、地球の姉妹星と言われている、金星。
金星探査機《あかつき》は現在も活躍中。
金星の自転は、243日に一回とゆっくり。
金星の風は、すべて一方向に吹いている。
(地球は、貿易風と偏西風が逆方向)
海はなく、地面のみ。
その地面を、自転方向に追い越して吹いている。
風速は、地球の60倍。
二酸化炭素の風。
そんなこんなを、プラネタリウムで解説してくれる。
宇宙にみたてた真っ暗な空をみながら、
椅子をリクライニングして、金星の説明を聞く。
どう考えても・・・眠くなる。
眠りにおちるギリギリのところで、宇宙を彷徨う。
(このまま眠って、50年後に、
睡眠カプセルで起こしてくれたら)