64度目の誕生日である。
その64年前、ある映画が瀬戸内海で撮られていた。
《二十四の瞳》 にじゅうしのひとみ
木下恵介監督
高峰秀子主演
題名だけは、知っていると云う方には、
ぜひ観て頂きたい映画。
未だ観ていないという方は、
事前情報、つまり内容を調べずに観るのが面白い。
(パソコンで検索してもらいたくない)
ゆえに、今、私は何も教えたくない。
なぜか?
映画とは、『知らずに観るべきだ』・・と云うのが私の信条。
昨今の映画は、宣伝をしなければ、成り立たないので、
過剰な宣伝をしてしまうが、それはそれで仕方がない。
すべてが、そうなのだから受け入れよう。
かくいう私も加担している。
しかし、昔の映画を、いま観ようとした場合、
宣伝はない。
ある意味、真っ白に近い状態で観ることができる。
出演している俳優だとて、知らないかもしれない。
ジャンルすら分からない。
これは、絶好の機会なのである。
唯一、お教えできるのは、
いや、これすら教えたくないのだが・・・
私がオギャ~と世に出た頃に、
こんな映画を作っていた映画人がいた・・と言うことである。