とあるバイキング朝食。
早朝、一番に朝食会場にいく。
ズラリと並んだ食材が香りをたてている。
この10年来当たり前になった朝食バイキング。
アレもとるコレもとる、取り放題のバイキング。
あまりにも常識となってしまい、
沢山の料理が有ることが当たり前となり、
その状態にマヒしてしまっているかもしれないバイキング。
「納豆がないじゃないか!」
たっぷり料理があるにも関わらず、納豆がないだけで、
不機嫌になってしまってる自分がいる。
随分、傲慢ではないか。
「カレーがおこちゃまカレーじゃないか」
カレーがあるだけで喜ばしいハズなのに、
甘いカレーはイヤだと口を尖らせている。
自宅でこれだけの食材を、朝から揃えるのは、不可能に近い。
一日だけなら可能かもしれないが、連日は無理だ。
「いろんなモノを食べましょう」
健康面でも、ダイエット面でも、呼びかけられる。
朝食にバイキングがあるからこそ、
前日の夕食を減らすことができる。
結果、トレイ2つでも乗り切れていない。
「さあ、食うぞ!」
っと意気込むが、すぐには箸を付けられない。
まず、納豆のビニール蓋を取り、捏ねなければならない。
しかもふたつ。
ノリのビニールを千切らなければならない。
これが、やっかい。
両手で持って、はじっこを千切るのだが、
かなり慎重にやらねば、外側に曲がって切れてしまい、
袋が開かない。
それどころか反対に曲がると、ノリが千切れてしまう。
これまで何度もこの失敗を繰り返してきた。
トマトの緑のヘタを取らなければならない。
これが悔しい。
アレは、最初からいらないんだがなあ~