 イシマル工務店は、日々進化している。
《樹木伐採》関係にも手を出し、
脚立に電気ノコギリや手ノコギリを、
ハイエースにのせ、繰り出す。
この日は、タメトウ棟梁も出動。
誰かが二人を見れば、
どっちが頭で、どっちが部下か一目両全である。
見た目棟梁のタメトウさんが、部下をつれ、
樹木に登り、いらない枝を刈る。
見た目部下のイシマルが、高い部分に上り、太い枝を切る。
やがてドサドサと下に落ちた多くの枝を、
まとめ易い長さに切り、縄でくくる。
縄なんてのが登場するところが、
わがイシマル工務店の面白い所である。
すべてが終わった辺りで、家主さんが現れ、
「この屋根のヒサシがね・・」
なんでも、去年の台風で、めくれたのだと云う。
棟梁が脚立に登って見てみると・・
『こりゃあ~釘が抜けチョるでぇ~』
ってぇ事で、大工道具をとりに帰る。
次に現れたイシマル工務店。
電動ドライバー、電動ドリル、カナヅチ、バール、
テコ、に大量のネジ。
再び、棟梁。
『よく見りゃ、土台も曲がっちょる』
ってぇ事で、トンテンカンが始まる。
アッチを持ち上げ、どっこいしょ。
コッチを叩いて、ゴッツンコ。
ネジを差込み、キュルキュルキュル。
小一時間で、修理終了!
『コレで、数年は大丈夫で~す、ほんじゃさいなら』
「あの、裏の藤のツルが・・・」
はいはい、パッツン!
はい終わり。
「玄関の木が大きくなって、邪魔で・・・」
はいはい、ガリガリガリ、ドサン!
はい終わり。
「鳥小屋にネズミが出て・・・」
なんですと?
そりゃ専門外だな。
こりゃ、工務店の名前を変更した方がいいかな。
by ishimaru_ken
| 2018-01-07 05:56
| その他
|
|
|