
「ず~と晴れとるじゃあないですかぃ」
広島から、関東に訪れたタメトウさんが、あきれている。
冬場に、連日晴天が続いているので、驚いているのである。
広島だと、冬型気圧配置がきまると、どんよりとした天気で、
雪もちらつくらしい。
瀬戸内気候なので、冬は曇りがちなのだ。
日本海側は、ほとんど雪か曇り。
よほどのことがなければ、晴天はない。
ところが、関東平野は、連日ポカポカ陽気。
首都圏に指定しただけの事はある。
北風が吹いても晴れていれば、さほど寒くない。
ズルイと云われれば、返す言葉がない。
特に、海っぺりでは、昼間Tシャツ一枚で過ごすこともある。
そんな過去の写真を見ると、季節感がない。
いったいいつ撮ったんだ?
ズルイ。
乳母日傘という言葉がある。
冬の天気だけを取り上げれば、まさに関東平野は乳母日傘。
「乳母日傘とか言うんじゃないよ、ウチは、からっ風の寒風だヨ」
群馬のおっかあに叱られそうだ。
そうだった、関東とひっくくるのは、失礼だ。
しかも、群馬の夏はとんでもなく暑い。
まあ、だから野菜が旨いとも言えるのだが・・・
そんな首都圏から、
わざわざ雪ふる寒いスキー場に行こうってぇんだから、
乳母もあきれる事じゃろうて・・