
バスンっ!
夜、電源が落ちた。
我が家が真っ暗になった。
・・・・・
え~~とぉ、こんな時の為に、たしか懐中電灯を・・
どこかにぃ・・・?
真っ暗な中、手探りでさがす。
たしか、懐中電灯を玄関に置いたハズ。
ハズ・・はず・・・・
あれっ、どこだ?
っと、その時、ふと思う。
なぜ、
懐中電灯本体が光っていないんだ!
君が光っていれば、すぐに見つかるじゃないか!
突然の停電の時・・・
懐中電灯の本体が光っていればいい。
たとえば、蓄光というテープがある。
ソレを貼っていてもいい。
それよりも、そもそも売り出している時から、
《暗闇で本体が光る懐中電灯》があってもいいではないか!
それともあるのだろうか?
私が知らないだけだろうか?
そういえば、壁に掛けてある懐中電灯掛けが、
ぼんやり光っているのをホテルなどで見たことがある。
アレは、掛ける装置が光っていただけだ。
本体をアチコチ置いておく場合、
本体そのものが光っているべきである。
とりあえず我が家にある懐中電灯の全部に、
蓄光テープをベタベタ貼った。
「ここにいるヨォ~!」
ちょっと待て~
それより何より、再び電源を入れる、ブレーカー本体が、
なぜ光っていないんだい?

天城トンネル