
常々、このコーナーに登場願っている、滝田くん。
お馬鹿な出番ばかりで申し訳ないのだが、
同い年の友人として、甘えさせて貰っている。
その甘えが助長し、ついでとばかり、
山岳雑誌『岳人』にも登場してもらった。
本名はいかがなものかと、私自身が反省し、
その名は、《同い年の友人T君》での出番となった。
4月号のエッセイコーナーである。
ドラマ的な人物像で言えば、イシマルが主人公であり、
滝田くんが、敵役である。
冷ややかな悪役を演じている。
彼の性格から考えれば、悪役は似つかわしくないのだが、
エッセイの進行上、いたしかたなかった。
そのエッセイの題名は、
《山上のグレープフルーツ》
谷川岳を二人で、グリセードした時の、お馬鹿話である。
滝田くんの出演料は、純米吟醸日本酒一本。
安いか高いか?
まあ、渡しときながら、半分は私が呑んだけんどネ。