
先日、ふと、断食をしようと思いたった。
目標、4日。
何か理由があるワケではない。
しいて云えば、なんとなく。
思いたった
4時間前に、トンコツラーメンを食べている。
ゴックリっ、汁まで全部飲み干した。
つまり、断食前の最後の食料は、トンコツラーメンである。
そいつの思い出で、しばらく生きていかなければならない。
実際、断食中には、何も口にしない。
お酒も吞まない。
飲むのは、お茶だけ。
《ドクダミ茶》を煎じて、ガブガブ飲む。
《紅茶》を煎れて、ガブガブ飲む。
ただの日本茶を入れて、ガブガブ飲む。
さて、一日半たった。
その時、気付いた。
「寒い冬に、断食は向かない」
そういえば、コレまで断食は、夏におこなっていた。
汗をかきながら、ジッと耐えていた。
真夏であれば、わが身の燃料となるべく食料がなくとも、
なんとかなった。
気が遠くなることもなく・・
動きにも支障もなかった。
ところが・・・
寒い、冬だ。
36時間、食べなかっただけで、震えがきた。
それはまだいい。
問題はコレだ。
・人物の名称が、すぐに出てこない。
・発想が貧弱になる。
・やるきに力がない。
・
右手でガッツポーズをとろうとしたら、
ゴツンと、自分の頭にぶつけた。
特に、最後のゴツンに傷ついた。
これはいかん!
冬の時期の断食はいけない。
すぐにやめねば!
心弱く、挫折してしまった。
腹が減るあまり・・・
慌てて、私が走った場所が、魚屋だった。
挫折の逃げ場が、なぜか魚屋だった。
イワシを買ってしまった。
イワシを漢字で書くと《鰯》
弱いという漢字が使われている。
断食の挫折理由も、心弱わかった。
うなだれた。
36時間の断食後、
胃袋に最初にのみ込んだ生イワシの、
な・な・なんと、旨かったこと、旨かったこと!