
↑【タイマーでシャッターを押した写真】
↓【この写真の私のアップ】

【灰色の帽子が風でとばされた瞬間】
100回チャレンジして、1回成功すればいいほう。
そんな奇跡的な成功例が、一昨日起こった。
群馬県の赤城山(あかぎさん)に登ろうと向かった。
滝田隊員と、ヨウコ隊員が、喜々として同行した。
登り口に着いた。
赤城山とは火山であり、数十年前にカルデラが形成されており、
くぼんだ所が、湖になっている。
その湖に、赤城神社が建っている。
山に登る前に、お参りに向かう。
朱色の橋を渡ろうとした時・・突風が吹いた。
帽子が飛ばされた。
くしくもその瞬間をカメラがとらえた(冒頭の二枚の写真)
落ちた帽子は、湖の上。
拾えない・・
ふたりの隊員は、すぐさま諦めの言葉をはく。
「しょうがないヨ、あきらめナ」
「また買えばいいじゃん」
しかし、あきらめない、私。
すぐさまリュックを降し、
登山中に危機的状況になった時の為に、入れておいた、
ヒモを取り出す。
長さ2m、3mのヒモを次々に取り出し、
結んでゆく。
結べば、7~8mになった。
その先に、カラビナを引っかける。
カラビナとは、岩登りする時に使う金属のワッカだ。
非常に軽い素材で作られている。
岸から、5mほどの所を風に流されている帽子。
それにメガケ、つないだヒモを、
カーボーイよろしくクルクル回し投げつけた。
すると・・
冒頭で語ったように、100回に一回の偶然で、
帽子の真ん中に、ヒモに繋がれたカラビナが落ちた。
「奇跡だ!」滝田くんが叫んだ。
落ちた時に気づいた。
カラビナは金属である。
帽子の上に落ちれば、重さで沈むじゃないか!
ところが・・・
帽子もカラビナも、付属のヒモも沈まない。
なぜか?
山に持ってゆく道具は、すべからく軽い物質で造られている。
ヒモも軽い、
カラビナも軽い、
帽子も軽い。
よって、帽子の上に落ちたヒモ付きのカラビナは、
沈むことなく、浮いている。
結果、
そ~~と、手元まで引っ張り、無事帰還したのであった!
めでたし、めでたし!
「あきらめナ」と言いながら隊員が撮った連続写真がコレだ。

【湖面に落ちた帽子】

【奇跡的に帽子の上にカラビナが乗る】

【たぐりよせる】

【キャッチ】