箸がころがる。
キャンプの話をしよう。
ティーンが、箸が転がっても笑ってしまう話ではない。
それはそれで、いつか話したい話題なのだが、
今日は、キャンプ!
我がキャンプでは、テーブルが配される。
その形状が、面白い。
まるで、囲炉裏端を彷彿させる四角形をしている。
つまり、真ん中に七輪がおかれその周りに、
幅10センチほどの枠が取り囲んでいる。
飲み屋のカウンターのミニチュア版だと想像して頂ければ。
七輪に、アカアカ炭が燃やされ、肉が焼かれる
テーブルの周りに、箸を持った肉待ちオジサンがいる。
いい年こいて、肉の奪い合いに興じている。
ジュッ
脂がはじければ、肉めがけて箸がとんでくる。
箸と箸がぶつかる姿に、恥ずかしながらコウベを垂れたりする
そのあまり、いったん箸を皿の上に置く。
皿とは、キャンプ用のプラスチックの皿だ。
すると箸は・・・
コロコロコロ・・
皿から落ちて、テーブルからも落ちて、
地面に着地する。
落ち葉だらけの地面の土まみれになる。
拾って、七輪現場に復帰させる。
再び、皿に置く。
すると・・
コロコロコロ
又落ちる。
この繰り返しである。
肉を焼いている最中、ずっと、箸の落下に付き合っている。
一晩に、10回以上の落下に付き合っている。
コレ・・おかしい・・
「なんとかならんか!」
そこで、箸を探した。
転ばない箸はないのか?
丸箸は問題外だが、四角形の箸も転がる。
ならば、
三角形の箸はないのか?
ないのか!