
TOO EASY
「トゥ、イジィ」
「楽勝」
こんな言葉がある。
スポーツ選手が使っている。
例えば、ラグビー日本代表選手が、
「トゥ、イジィ」と使っている。
《アマナキ・レレイ・マフィ選手》
トンガ出身の、肉弾選手。
ゴムまりのような人間。
189センチ、112キロ。
この言葉「トゥ、イジィ」
ホントに楽勝な時には、なぜか使わない。
どうやっても勝てる相手には、むしろ敬意をはらい、
「楽に勝たしてはもらえない」などと記者会見する。
そして、ギリギリ勝てるか勝てないかの相手に対する時、
「トゥ、イジィ」
楽勝・・とうそぶく。
アナマキ選手の場合、自身に満ち溢れ、
周りの選手を鼓舞する意味でも、
「トゥ、イジィ」と声かけしている。
マスコミに漏れるのを意識して使っている。
10年前から比べると、
ラグビー日本代表は、格段に強くなった。
来年のワールドカップが楽しみである。
勿論、優勝とか、決勝とかそういうレベルでは決してない。
しかし、見ていて楽しくなるレベルに近づいている。
柔道でいえば、最重量級の選手が俊敏に動く時代になった。
それと呼応するように、ラガーメンも、
身長2m以上、体重100キロ超の選手たちが、
疾走し、クイックな動きをみせる。
やっている自分たちが楽しいスポーツの時代から、
見てもらうスポーツの時代へと移行している。
その為のルールもどんどん改正されている。
「わたしぃ、ルールがわからないから、チンプンカンプン」
こんな方の為に、テレビの副音声で、
ルールをくっちゃべって欲しいのだが・・
『いまゲームが止まったのはネ、この8番が悪いんです。
いちゃいけない所に、ゴロンと転がってるからだネ。
ノット・ロール・アウェイと言う違反だネ』
『ホラホラ、又審判が選手を指さして、
「ロール・アウェイ」と指摘してるでしょ。
いう事聞かないと、ノット・ロール・アウェイにするヨと、
注意してるんだナ』

イタリア代表合宿地 上田市菅平