
筋肉トレーニング~いわゆる筋トレ。
私は、筋トレをほとんどしない。
しないと言うより、あまり好きでない。
もちろん、するべきだと思っている。
その意義は重々感じている。
しかし、しない。
怠け者なのか?
かもしれない。
いや、筋トレでつく筋肉に疑問を抱いているのかもしれない。
すべての筋肉を、すべからく筋トレできるのならいい。
ところが、自分ががやりたい筋トレを、その時の気分でやると、
偏った大きな筋肉が身に付く気がしてならない。
胸筋とか二頭筋とか、目立つとこばかり鍛えたくなるのは、
目に見えている。
もし筋トレをするならば、
どちらかと云うと、
その昔のお母さんがやっていたアノ動きをやりたい・・
床掃除、窓拭き、庭掃き。
すべて、インナーマッスル系の動きだ。
ささやかな動きを長い間し続ける。
根気のいる作業である。
たぶん、あの動きこそが、
私が求めるスポーツだと信じている。
例えば、ダンスという動きがある。
ダンサーは、ほとんどインナーマッスルで支えられている。
太い筋肉はいらない。
なのに、その身体は強靭だ。
つまり、その昔のお母さんの筋肉を、
鍛え上げたダンサーの筋肉と、科学的に比べてみると、
面白いかもしれない。
むしろ科学がまだ追いついていない差異が、
発見できるかもしれない。
実際・・・
フリークライミングの壁のぼりで、
昨日今日まで、
いっさいスポーツをやっていなかった年配の女性が、
筋肉隆々の体育系の男が登れないハングした壁を、
「あ~ダメだわ、もうダメだわ~」
ダメダメため息まじりで、結局、登りきるのであった。
アレはなに?
ソレこそが、世に言う「インナーマッスル」
お母さんが獲得した究極の力じゃないかな。