
こんな店あったらいいな。
《骨つき屋》
骨つぎ屋ではない。
骨付き屋である。
この店は、すべての売りモノに骨がついている。
たとえば・・
その昔、骨付きウインナーなるモノが売り出された。
ある意味画期的だった。
「そうか、ウインナーに骨がささっていてもいいんだ!」
その骨の正体は、何かの骨だ。
漫画ギャートルズに登場する骨である。
両側の関節が盛り上がった骨である。
その発想に、感動した人たちがいた。
私だ。
その私が、次なる発想をしてみた。
「よし、何でも骨を差し込んでみよう!」
これが、《骨つき屋》である。
例えば・・
【骨付きチクワ】
チクワに骨が刺さっている。
片手で持ち上げながら、かぶりつく。
【骨つき厚揚げ】
厚揚げ豆腐に骨が刺さっている。
炭火で焼いてコンガリしているモノを持ち上げるのが、
骨だ。
大きな口をあけ、ガブリとかぶりつく。
【骨つきツミレ】
【骨付きコンニャク】
【骨付きダイコン】
【骨付き餃子】
【骨付き鯛焼き】
【骨付きうどん】
ん・・?
最後のこれは何だろう?
うどんに骨をさすのか?