《歩めども 走れども 我がからだ細くならざり
ぎゅっと 腹をつまむ》
石川啄木をパクッてみる。
先日、4日間で4つの山に登ってきた。
山中にいた時間をすべて足すと、
17時間
その間に、腹の中に収めたモノは、
お茶と水と、4つのパン。
パンといっても、食パンに近いカロリーの低いもの。
カロリーを摂らずに、山を歩いている。
標高差を全部足すと、2200mになる。
消費カロリーは相当なもののハズ。
ところが・・・
家に帰ってきて、体重計に乗る。
ん・・?
壊れているのかと思い、電源を入れなおす。
もう一度乗る。
2キロ増えている。
そういえば、夜のキャンプでは、肉を食べた。
山での消費カロリー分ほどを補おうとした。
それでも、少な目の夕食だった。
しかし・・・
私の場合、摂取した食事量より、体重が増える。
山に登ったくらいでは、減量できない体質らしい。
もし・・もしだヨ。
皆と同じように、山中での昼ごはんに、
オニギリ食べたり、お湯を沸かしてラーメン食べたり、
よもや、スパゲッティやおじやを作ったりして食べたとしたら、
どれくらいの身体の大きさになるのか?
山に登るたびに、どんどん大きくなる自分を、
見てみたい気もしないでもない。
若き日の山行きでは、一食に、3合のコメを炊いたものだった。
それが、
食パン一枚しか食べていないのに、
体重が増える奇妙な身体をつくってしまった私である。
ま、いいことに、全く食べ物を口にしなくとも、
7時間でも9時間でも山の中を歩き続けられる身体、
とも言えるけどネ。