
ホテルには、何度も驚かされる。
最近泊まったホテルには、部屋に、
あるモノがなかった。
連泊だったので、部屋の掃除を断ろうと、
フロントに電話をしようとした。
え~とぉ、電話、電話・・っと。
ん・・?
あれれ・・電話はどこだ?
部屋中、探し回った。
無い?
探しながら、自分が不安になった。
電話を見つけられないなんて!
私は・・私は、困った人になっちゃったのじゃないだろうか?
不安の中、深呼吸までしてみた。
窓の外を眺め、ため息までついてみた。
んで、再捜査。
やはり無い。
電話がない。
引き出しの約款をペラペラめくり、読む。
するとそこに・・
「お部屋には、電話はございません、フロントへは、
エレベーター前の内線21番におかけください」
ふ~~ん、ソですか。
もうそういう時代ですか。
簡素化、節約、無駄はぶき。
まあ、昔の旅籠の畳の部屋に、電話はなかったのだから。
そういえば、最近室内電話を使う機会はほとんどなかった。
外線はまったく使わなかった。
なきゃあ無くても、なんとかなるし、
フロントとしては、
特に外国人の方との電話での応対は難しいのだろう。
んで、約款の続きに、こうも書いてある。
「あるいは、こちらにお電話ください。○○の○○・・・」
ホテルの番号が書いてある。
ふ~ん、ソですか。
自宅の二階の部屋から家族の者が、
一階にいる主人に携帯で電話する時代ですものネ。
ま、いっか。