おとといの<
理容編>を見て、
「私は、イシマルみたいな
ヘマしません」
という方へ・・それでは、続きです。
洗髪のしきたりを長々と説明された後、
うつぶせにされた。
この姿勢は、ひどい。
非常に
屈辱的である。
今、パソコンの前にいるでしょ。そのまま、キーボードに
触れるところまで、顔を下げてみて下さい。
この状態で、髪を洗われる。
刑務所に入ったようだ。
刑務官に髪を洗われているようだ。
(うう、自分で洗いたい)
最後にその姿勢で、顔をタオルで拭かれる。
結構、乱暴に拭かれる。
化粧をしている人だと、メチャクチャになる。
メガネは外した方がいい。
洗髪が終わると、椅子が後ろに倒され、顔の上に蒸しタオルが
置かれる。
ははあ、
ヒゲ剃りだな・・
はい、勿論、ヒゲをそります。
そんなもんじゃありません。
顔全部、剃るのだ。
オデコも? オデコも。
鼻も? 鼻も。
ノドチンコも? ノドチンコも。
そして、恐怖は、その直後にやってくる。
マブタを剃るのだ!
目を開けないように片手で押さえ、
あの信じられないほど良く切れるカミソリで、
ショリショリ ショリショリ とやるのだ。
もっと怖いのは・・
目の下だ!
下のマツゲを上方向に押さえつけ、
目の下を
ショリショリ ショリショリ とやるのだ。
喉をゴクンなんてやって、顔が動いたら、
大変なことになるのだ。
さあ、しばし・・ようやく恐怖の時間が過ぎ、・・・
なんか、静かだな・・と思って、そおっと、薄目をあけたら、
主人の五分刈りが、顔の
真下から覗き込んでいる。
と、突然、鼻の中に何かを突っ込んできた。
ひえ~!
鼻毛を切っているのだ。
あわてて、やんわり、お断り願った。
さあ、しばし・・又、静かになった。
薄目を開ける。
ん? 今度は、
右側から覗き込んでいるぞ。
ギャア~!
耳の中に何か、突っ込まれた!
耳掃除を始めたのだ。
(誰か助けて・・もう帰りたい)
肩叩きも、いいです。
髪につける、シュワーとするのも、いいです。
顔にポンポンする、におい付けも、いいです。
出口で、服の糸クズ取りも、いいです。
だって、おいら、
Tシャツだもん。