
三浦かるた 《せ》
絶対に
キモもたべてね
かわはぎは
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今回、《せ》を《ぜ》で使っている。
ちょいと苦労した形跡が残る。
「絶対に」、とくれば、あとは何でもいけるのだから、
苦肉の策の、かわはぎ登場だったのだろうか?
いや、かわはぎのキモを知っており、
「絶対に食べて」という舌鼓うちは、相当食べたな感がある。
今は、熱い時期で、かわはぎのキモは少なく、
食指が涌かない。
しかし10月の声を聞けば、かわはぎシーズン到来となる。
三浦半島の各港からかわはぎ専門の遊魚船(ゆうぎょせん)が、
ドッと繰り出す。
そう簡単に釣れる魚ではないのだが、
釣り人は、道具にこだわり、技術を磨き、
かわはぎを釣り上げる。
釣り新聞をのぞいてみると、本日のかわはぎ釣果(ちょうか)、
5~23匹なんて書いてある。
まあ、おそらく平均で10匹前後であろう。
でも、10匹も釣れば、キモの量は、ドンブリ一杯はとれる。
魚のキモの中で、最も癖がなく上品な味わいをしている。
キモを食べる事を目的に、かわはぎを釣っている人もいる。
それにしても、東京湾だけでも、
ものすごい数のかわはぎが毎日釣られている。
そんな状態が、一年365日続いている。
いったい、かわはぎの繁殖力たるや、驚くばかり!
「絶対に」、などと言わなくても、キモは食べたい。
私的には、このかるたの《き》の時に、
出場させて頂ければ、とさえ思っていた。
あ、そうか、三浦半島の《き》は、やっぱりキャベツだよネ。

我が家のカワハギの刺し身