つい最近、気づいた。
《どおやら私は、キュウリが好きらしい》
元来、野菜サラダがあまり得意でない私が、
サラダの中に、キュウリが混ざっていると、
ガツガツ喰らっている。
漬物の中で、キュウリだけは、残さずボリボリ食べている。
キュウリが混ざっているだけで、食が進む。
キュウリとは、木瓜だ。
突き詰めれば、瓜。
ということは・・・
私の大好きな、スイカは西瓜と書く。
瓜である。
値段が高いという理由だけで、
好きかどうかに含まれていなかった《メロン》。
瓜である。
てな訳で、
瓜の仲間たちが大好きな事が判明した。
その中でも、常に食卓に登場する、キュウリ。
こやつの内包する力は、ただものではない。
ほかの食い物を喰らうときの、共食としては、
キュウリに優るモノはない。
シャクシャクとさわやかな音感!
同じく、シャクシャクと歯茎を刺激する触感!
シャクシャク、ジャクジャクと仕事をしながら、
終わってみれば、かみ砕いた後、
歯の隙間にまったく残滓を残していないイサギよさ!
爪楊枝いらず!
食っても食っても、ダイエット著しく、
ほとんど水を飲んでいるに等しい低カロリー。
たまにスーパーの大安売りのキュウリを、
買っちまった時には、
スライスを顔に張り付けて、美顔にも貢献する。
さらには、発音的にも好感がもてる。
たとえ、
《きゅうり》と喋っても、
《きうり》と喋っても、
聞いたアナタも私も、どちらがどちらか分からない。
ナレーターにとってキュウリは、
ういヤツなのである。
メアカンキンバイ(高山植物)