
コレは何だろう?
キャンプ場で、
七輪で肉を食っている最中に、
ツッシーが差し出したモノだ。
ツッシーとは、ウインドサーフィンの仲間である。
本名を喋っても「ツッシー」としか聞こえないので、
皆がそう呼んでいる。
ツッシーはドラえもんのハイエースを持っている。
内部から、信じられないモノがいくらでも出てくる。
あるとき・・・
私が、「かき氷を食べたい」と言ったら、
暫くして、かき氷のノレンが風に泳ぎ、
レモン、イチゴ、宇治金時の3種類のかき氷の店を、
オープンした。
その間、たったの5分。
あるとき・・・
私が、「流しソーメンを食べたい」と言ったら、
ハイエースから、出てくるわ、出てくるわ、
竹を半分に割ったトイが出現し、
長さ10mに及ぶ流しトイをこしらえ、
あっという間に、ソウメンを茹で、
うむを言わさず、上流から流し始めた。
ドラえもんとて、
ここまでのパフォーマンスはできやしない。
そんなツッシーが、先日取り出したのが、
冒頭の写真の水鉄砲だ。
ボ~ボ~
七輪で焼き肉をやっている私だ。
脂身の多い肉を焼くと、炭火に落ちた脂が発火し、
ボウボウと燃え出す。
その煙でいぶされ、肉が焦げ臭くなる。
いぶし肉は旨くない。
頭を悩ませていた。
その時だった。
ツッシーが、突如ハイエースに
潜った。
潜るという表現がまさに正しい。
足をバタバタしながら奥の方から取り出してきたのが、
《おもちゃの水鉄砲》
ピュッピュッ~~~!
炎ではなく、その元の炭に向かって水を吹っかける。
すると・・・火勢が適度に弱まり、炎が消える。
ツッシーがのたまう。
「ビビらずに、思いっきり水をかけていいです」
少々の事では、炭の火の勢いは衰えないのだと、
諭される。
諭された私が、
以前から聞きたかった質問を、勇気をもってぶつけた。
「ハイエースの中、どうなってんの?」
返った言葉が秀逸だった。
「一年に一度の車検の日が怖いです、
中からいったい何が・・・」

黒ヘルの石丸 と 白ヘルのツッシー