炎天下に草刈りにはげんだ。
真夏には、月に一回以上、草を刈らねばならない。
道具は、ガソリンで動く草刈り機。
ギャ~~~~~ン、
バリバリバリバリ~
頭には、すっぽりと覆われたネットをかぶり、
上半身も下半身も、肌を晒すことのないように、
衣服でおおう。
足には長靴。
マシンが回転し草を刈るときに、地面から小石が飛び散る。
身体にあたると結構痛い。
ゆえに、目には、アイマスクをしている。
これだけ身体を覆うと、暑い。
ただでさえ、テレビが36℃を超えたと騒いでいる。
カンカン照りの炎天下に温度計を出せば、
簡単に40℃を超えるだろう。
しかたがない。
晴れて草が渇いた時にしか、草刈り機は刈れないのだ。
刈り始めて、20分で、上半身ビショビショになった。
一時間もたったころ、下半身もずぶぬれになり、
やがて汗は、長靴の中に溜まり始めた。
いくら汗をかく体質だと言えど、これは異常だ。
歩くと、ビチョッと音がする。
一時間半が過ぎた。
もう限界だ。
プールに跳びこんでも、これほどは濡れないだろう、
と思われる大汗が長靴に溜まる。
よし、次に草刈をする時には、長靴に、
汗だし用の穴を開けておこう!
半夏生(はんげしょう)