三浦かるた 《な》
七草バイト
やる気があるなら
よっといで
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本日のかるたが、すぐに理解できた人は、えらい!
これは、正月に働きませんかという誘いである。
正月をあけると、7日の朝に、七草がゆを食べる習慣がある。
七草とは、春の七種類の薬草。
これらをコンパクトにまとめて袋詰めにする。
そのアルバイトが、三浦半島の農園で行われる。
正月に働くので、当然給与はいい。
「破格ですよ」
語ってくれたのは、ウインドサーファーの友人である。
強い風で遊ぶ為、三浦半島に移り住み、
人が働いている時に遊び、
人が遊んでいる時に働く事で、楽しみを掴んだ人である。
ゆえに、給与の良い正月なら、万々歳のアルバイト。
「春の七草、覚えてしまいました」
なかなか覚えられない七草を、しっかり認識できた。
村道を歩いていても、七草を指摘できるようになった。
「できることなら、ゴールデンウイークに、
夏の七草がゆとかやって貰えませんかネェ」
かれが願うのは、いうまでもない。
「シルバーウイークに、秋の七草がゆ!」
「一年中、かゆやりましょう!」
シュプレヒコールをあげている。
しかし、彼は気づいていない。
一年中やったら、給与が安くなることに・・・
東京湾を望む