キャンプをやっていると、
いつも料理がうまくいくとは限らない。
火の加減が、気象状況や風に左右される。
先日は、餃子を焼いた。
水いらずの餃子だ、という触れ込みだった。
しかし、量が足りない為、コッチの餃子も焼こう・・
となり、二つの餃子をミックスして焼いた。
コッチは、水いらずとは書いていなかった。
ま・いっか・・
キャンプ徳用の、<ま・いっか思想>が引用された。
しかして・・
できあがったモノが、冒頭の写真である。
食べ物というより、木の伐り株に見えないこともない。
皿にうつす時に、丸い塊となって、移動した。
箸でつつくのに、勇気がいる。
一個という単位を、取り出せるだろうか?
それともいっそ、ピザ方式を採用し、
包丁で切った方が賢明だろうか?
最初に箸をつけたのは、やはりというか、この人だ。
滝田くん。
ザクザクと切り取り、そのままガブリとやる。
「う~ん、うまい!」
感嘆詞を発するのだが、信用できない。
<ま・いっか思想>の導師ともいえる彼にあって、
食えないものはない。
二番手以下が恐る恐る箸をのばす。
ちぎりとった餃子を口元に運ぶと、
当然のことながら、焦げの匂いがする。
しかし、その匂いの中に、
デンプンの香ばしいかおりもしている。
ザクリッ
おお~うまいうまい!
見た目に騙されて、マズサを想像していたが、
なんと、かなりのレベルの旨さではないか!
しかも、醤油だの酢だのがいらない。
「ま・いっか思想に乾杯!」
おかわりのビールを合わせるのであった。
日本で作ったビール と タイで作ったビール