
三浦かるた 《
め》
めろんめろん
すいかすいか
夏はいそがしい
~~~ ~~~ ~~~
ここまで、三浦かるたについて、半年以上、
わたし的な解説を繰り広げてきたつもりだった。
ところが、今週の、《め》に関しては、
客観性を捨て去りたい。
どういうことか?
この三行・・はっきり言って、三浦でなくとも成り立つ。
めろんもすいかも、
沖縄から、北海道まであまねく育っている。
皆が食べている。
百歩ゆずろう。
確かに、三浦半島は、メロンの産地である。
スイカに至っては、真夏に道路の横で、直販している。
ゴロゴロと地べたに置いて、
「もってけどろぼう!」
的な売り方までしている。
ゆえに、忙しいのがありありと分かる。
しかしだ・・・
このかるたが主張しているのは、
食べる側の論理ではないだろうか?
メロンを食べ、スイカを食べ、
「ああ~いそがしい」
と腹をさすっているのではないか?
夏がいそがしいのは、わたし個人である。
安いので買い求め、あるいは知り合いから頂き、
夏の暑さにかまけ、
ついついメロンとスイカにかぶりつく。
嬉しくてたまらないのに、なぜか・・
「あ~いそがしい」
と、うそぶく。
スイカだけならまだしも、メロンを喰らって、
「ああ~いそがしい」とつぶやいている自分に、
三浦半島で遊びまわっている満足感を覚えている・・・