ピアノの練習は、小太郎さんのジャズバー、
《クオータートーン》で励んでいる。
良いことに、グランドピアノを使わせてもらっている。
それも、先生自身が常に、調音しているものなので、
狂いはまったくない。
(ん・・?調音で良かったかな?調律だったかな?)
ここで、わが自宅での稽古について先生に質問。
『ピアノの音が、ご近所迷惑かもしれないのですが』
「引っ越せますか?」
『むりです』
「部屋を防音に改造できますか?」
『うぅぅぅ・・』
「ミュートをかけましょう」
『ミュート?』
「真ん中のペダルを踏みます」
『音が小さすぎて、何を弾いているかわかりません』
「う~~~む・・・・」
考え込んだ小太郎先生。
同じく腕組みをした私は、すぐに家にとんで帰る。
その途中、大工道具の店に立ち寄る。
ハッポースチロールの5センチ厚みのヤツを買い込む。
それをアップライトピアノの裏の3か所に、
丁寧に切ってはめ込む。
試してみる。
まずは今までのまま。
ポオオォ~~~~~ン
大きい。
外してみる。
ポ~~~~~ン
7割ほどの音量になった。
成功だ。
今、音量の表現として、
ボ~ンの文字を長さで表わそうとした。
ボ~~~~~~~ン
ボ~~~~~ン
《~》の量で、7割を示してみようとしたら、
単に、文字の長さが伸びるだけで、
音量を表してはいない事に気づいた。
そこで、《オオォ》を付け加えたところ、
7割の大きさの差を、なんとか表現できたのである。
だからなんなの?
と言われれば、困るのだが、
喋ったり身体を動かすことで生業をたてている身としては、
喋って内容を伝えるのは得意なのだが、
文章で、内容、それも、
擬音を伝えるのは、とても難しい。
特に、ピアノの和音をどうやって伝えたらいいのか?
ジャ~~ンと、バァ~~ンとか、
一音だけ間違ったために、
ブギャラワ~~ンとなるとか、
連絡方法がわからない。
ま、いっか、音が小さくなったから。
さて、始めますかナ・・・
パソコンのキーボードから、
隣のピアノのキーボードに移動するだけなのですが・・