
「
モノを探す時の心得だ。
見つけるものを決めていると、見つかりにくい。
目的が限られているからだ。
見つけるものを、決めなければ、何かが見つかる。
何を見つけてもいいからだ。
そして、探し物は結構目の前にある」
昨夜、《ゼロ・エフェクト》という映画を観ていたら、
気になるセリフが流れた。
すぐに書き取った。
ハッ、これはアレだな・・
私の旅そのものではないか。
私の旅は、発見の旅と言ってよい。
ただ歩いていると、何かが見つかる。
うろつき回っていると、向こうから何かがやってくる。
目的がはっきりしていない旅だからとも云える。
探すモノを決めていると、
なかなか見つからない。
当然、視野がせまくなる。
その為、せっかく目の前に素晴らしいモノが現れたのに、
気づかないでいる。
たとえば、四つ葉のクローバーを必死で探していると、
あるモノを見落としてしまう。
それは・・
《五つ葉のクローバー》
あるのです。
目線が、四つ葉に限定されていると、
見えているのに見えなくなる。
ところが、ぼんやりしていると見つかる事がある。
目的を決めていないからだと思える。
例えが、飛躍しすぎたが、旅においては、
あいまいな状況が面白い。
どこに来たかは知っているが、
何しに来たかは定かでない状態。
たとえばこんな事もある。
北アルプスの山並みを見に行こう!
っと目的をもって出かけたものの、
近づくにつれ、本来の目的はあいまいとなり、
何をしに来たのか、ぼんやりしてくる。
そんな時、目の前に、
見たこともないようなモノが現れたりする。
「コレはなんだ!」
旅は、とっさに入れかわる。
井上陽水も歌っているではないか。
♪~探し物はなんですか?
見つけにくいものですか?
カバンの中も つくえの中も
探したけれど見つからないのに
まだまだ探す気ですか?
それより僕と踊りませんか?
夢の中へ 夢の中へ
行ってみたいと思いませんか?
♪~探すのをやめた時
見つかるのはよくある話で~♪

五つ葉のクローバー