
《二十四の瞳》
高峰秀子主演の映画である。
壷井栄が描いた小説が、
小豆島の地で、木下恵介監督によって描かれた。
今は、その後のリメイクされた際の映画セットが、
映画村として公開されている。
この映画を映画館で観られる機会は少ない。
ほんの時折、単館興行の映画館で上映されている。
素晴らしい名作という言葉に尽きる映画だと思う。
そのセットには、料金を払って入るのだが、
入り口を入ってすぐの所に、川が流れている。
チャポリッ
なにやら水面がざわついたので、のぞいてみた。
すると・・・
なんと、鯛が泳いでいるではないか!
それも大きな鯛が、たあ~くさん。
口をパクパク、
まるで鯉が餌を欲しがるような仕草までしている。
川ではあるが、海水を引き込んでいるようだ。
そこに鯛やら、メジナ、ウマヅラハギなどを放っている。
水族館を上から眺めている状態になっている。
思わず、近くの売店に貸し釣り竿がないか?
眼でさぐってみた。
さすがにその意図はないようだ。
それにしても、この形態は新鮮だ。
鯛などは水族館で、
横から眺めるのが定説だと考えてきた。
しかし、上からとなると、途端に食欲が増してくる。
鮮魚店の水槽を想起してしまう。
「お客さ~ん、どれいきましょう?」
タモを持った魚屋のあんちゃんに呼びかけられそうである。
大好きな映画、二十四の瞳の撮影地に来たというのに、
よだれが出たのでは、不謹慎極まる。
すぐにその地を離れた。
っと、このあと、ラッキーな遭遇にあたるのだ。
勿論、今見た魚たちと関係している。
その邂逅とは・・・?
紙面が尽きた・・又明日!