
その昔、子供の頃、どうしても理解できない事があった。
《リハーサル》
小学校は、運動会でリハーサルをする。
運動会とは、一発勝負で、運動の闘いをする場であるハズ。
ところが、そのリハーサルをするのである。
まずは、全校生徒の入場行進。
その後、
《玉入れ》のリハーサル。
《玉転がし》のリハーサル。
《パン食い競争》のリハーサル。
ま、ここまでは許そう。
道具を運んだりする先生たちの段取りもあるだろうし、
あくまで観客である父兄たちに見せる目的もあるのだから、
よしとしよう。
で、この先だ。
《徒競走》のリハーサル。
今でいう、短距離競争だ。
誰が速いか競う競技だ。
コレって、予めやってしまったら、
いけないんじゃないのかな?
例えよう。
オリンピックで、ウサインボルトが走る100m走の、
リハーサルをするだろうか?
思いっきり大きく例えてみたが、
子供にとっては、同じである。
自分が試されている場所で、リハーサルをさせられる。
「よ~いドン!」
手を抜くハズがない。
本人たちは、本番だと思い込む。
いいのか・・・?
《卒業式》
これさえも、リハーサルが行われた。
観客である親御さんたちが参列する為に、
整然とした式をやりたいのは理解できる。
しかし生徒は、一生に一度の式を、
リアルに体感したくないだろうか?
予め、式典をなぞるのは、
一人一人の感動を奪いはしないだろうか?
このリハーサルをするシステムとは、
観客の為に行っているのであり、
決して、当人(生徒)の為ではない。
もし、当人のこころもちを考えれば、
いきなり本番が、よろしいのではないか・・
っと、10代のけんじろう君は、考えていたのでした。

テンの足跡