
世界の車窓から2020年カレンダーより 1月
《サンダーバード》
イギリスの人形劇のテレビシリーズである。
と記したのだが、実は、アメリカのテレビ番組だとずっと思っていた。
戦後、日本はアメリカ産のあらゆるものに席巻されていたので、
サンダーバードもアメリカだと信じ込んでいた。
っと、いま、「えっイギリスだったの!」
と驚いているアナタは正常です。
さらに、勘違いはもっとある。
高山の北アルプスなどに登ると、ライチョウがいる。
ライチョウは雷鳥と書く。
そのまま、英語に訳せば、《サンダーバード》。
つまり、サンダーバード=雷鳥だと信じ込んでいた。
「えっ違うの?」っと更に驚いたアナタは正常です。
みんな勘違いしていた。
サンダーバードという鳥は、雷鳥ではない。
伝説上の鳥という説もあるし、もっともっと大きな鳥らしい。
雷鳥は英語では、ターミガン(PTARMIGAN)、
あるいはグロース(GROUSE)と言う。
そう云えば、関西から北陸に向かう特急列車の名前が、
《スーパー雷鳥》だった。
だったのだが、いつの頃だったか、名前が改正された。
《サンダーバード》
この改名で、雷鳥=サンダーバードとの認識が促されたような気がする。
ちなみに、スーパー雷鳥の頃は、そのロゴに雷鳥の絵が描かれていた。
サンダーバードになってからは、雷鳥の絵は消えた。
誰かが、「違う鳥なんじゃないの?」と気づいたのかもしれない。
ちなみに私は、サンダーバードの中の音楽では、
2号が発進するときのテーマ曲が好きです。

2月