宝物がまたひとつ。山カフェにお客様が来てくださる。
将棋のプロ、すなわち棋士。
《中川大輔八段》
かねてより私が大好きな棋士である。
棋士としての能力もさることながら、将棋解説では、
群を抜いて面白い。
人を惹きつける解説は、誰もが聞きたがり、見たがり、寄り集まる。
その中川大輔八段が山登りを趣味にしているという情報を掴んだのは、
昨年のこと。
すぐにオファをしたかったのだが、スタッフに将棋が分かる人がいない。
彼の人が、どれほど素晴らしい方か、
私が両手を泳ぐようにして力説しても、ポカンとしている。
蝶々のようにバタつかしても、眠そうな顔だ。
そんなこんなで、お呼びするのに半年の時間がかかった。
世に天才と呼ばれる人がいるが、将棋の棋士は、
みんな天才集団である。
その中でも、ひと握りの棋士が、究極の天才と呼ばれる。
さらにその中で、とんでもない天才が現われる時代がある。
今がその時代なのだと、藤井聡太の出現を見ると納得する。
さて、中川大輔さんは、どれほどの天才ぶりを発揮するだろうか?
そんなプレッシャーをかけてもいいのだろうか?
いいのです。
彼らは自分が天才だと言うことを、実感している方達なのだから。
4月24日の土曜日、NHKラジオの山カフェにお越しいただく。