《イソヒヨドリ》という鳥がいる。色は背中が青く、胸はだいだい色。
大きさはツグミほど・・と云っても分からないネ。
スズメより、ひと回り大きい。
その鳴き声が魅力的だ。
長く鳴く鳥ではないが、青い鳥独特の転がるような音色を出す。
ラリルレロの発声が、非常によろしい。
ルリビタキだのオオルリだのコルリだの、
なぜか青い鳥はラリルレロ的な鳴き方をする。
だから、ルリなどと、ラ行の名前が付けられたのだろうか?
いや、あれは、青を表現するのに、ルリを使ったと思える。
一方、イソヒヨドリは、
イソと名前がつくように、海の近くの岩場に生息している。
ッと思っていたのだが、街中にもたくさんいる。
電柱などの高いところにいる。
だから望遠カメラがあれば、だれでも簡単に写真が撮れる。
っと思っていたら、最近イソヒヨドリは、山にも進出している。
崖が好きだというだけあって、山の中の岩場などで鳴いている。
山梨県でも、その歌声を聞いた。
三つ峠山のロッククライミングの崖で鳴いていた。
「甲府で見たよ」
山仲間に、情報を教えてもらった。
山の中に、磯と名の付く鳥が生息するようになった。
たぶん最初に命名した時に、「イソ」ではなく、
「イワ」とか「ガケ」とかを頭に付けた方が良かったのではなかろうか?
そして、イソヒヨドリと呼ぶのに、色も姿もヒヨドリに似てないし、
鳴き声も似てない。
んで、磯でもない《山がないのに山梨県》にいる。
どういうこっちゃ?