昨日、ブリのブリを紹介した。ウッドペッカー似の小さな骨である。
小さなと言っても、ブリのそれは、とても大きい。
10キロクラスのブリともなると、長さ10センチほどの骨となる。
以前、この骨を使って、イヤリングを作ったことがあったのだが、
ブリのブリは、大きすぎてイヤリングには重すぎた。
結果、ブローチにせざるを得なかった。
そこで、今日見てもらうのは、この魚。
《イサキのイサキ》
イサキとは日本中に生息し、大きくなると40~50センチにもなる。
釣り人が船に乗って釣りをしていると、入れ食いとなる魚である。
こんなに釣って大丈夫なのだろうか?
枯渇問題を気にしていると、遊漁船の船長がのたまう。
「大昔から数が減らねえだヨ」
ある学者がのたまう。
「イサキは数が減ると、それを補うかのように、増えるんです」
信用していいのかどうか分からないのだが、
釣り人が釣り上げる単位では、なんとかうまく回転しているようである。
少なくとも、釣り人は、大量の巻きエサをばらまいているので、
ある意味、養殖をしていると云えるかもしれない。
さて、イサキのイサキ(冒頭写真)
食べ終わったソレを水道で静かに洗う。
雑に洗うと、骨とヒレが千切れて分離してしまう。
洗い終わったら、陽に当てずに乾かす。
台所のツルツルの壁に貼り付けるとうまくいく。
ただし、剥がすときは、そっと・・・
できあがったソレは、昨日のブリより、ウッドペッカー度が増している。
言い忘れたが、焼いて食べると、ウッドペッカーは炭になる。
茹でるのも崩れる。
蒸すのが良い。
良いのだが、この部分が魚の身の中で、最も旨いので、
ついついシャブリ過ぎて壊してしまう。
なんど残念でしたで終わったことか・・・