カーペンターズの歌《クロストゥユー》を唄っていると、
途中から、クイーンの《ボヘミアンラプソディ》に移行して唄っている。
歌を唄っている時にしばしば起こる現象だ。
なにがしかメロディに似ている部分があるのだろうか?
いったん、その方向に流れるようになると、
何度唄っても、同じ道筋に入り込む。
元の歌が唄えなくなっている。
コレって、あれと似ていないだろうか?
《山登りの道迷い》
遭難には、「勘違い」で道迷いをすることがしばしばある。
こっちだと思い込んで、その道を進むと、実は正しい道ではない。
それどころか、知らない間に間違った道に進んでいる。
戻ればいいのに、どんどん進んでしまう。
結果、遭難となる。
歌が違う方向に向かったのに戻せないのと同じだ。
しかし、歌と山道では少し違いがある。
○歌はその分岐点にきても、何度も間違った方向に踏み込んでしまう。
●山の場合は、初めて来た道なのに、そっちに入り込む。
○つまり歌は気をつけても、間違いが正せない(私の場合)。
●山は、気をつけていれば、間違いをおこさない(アナタでも)。
《遭難》といえば、雪山やアルプスなどの高い山を想像されるだろうが、
実際は、低山での遭難がとても多い。
なぜか?
・山道が樹々で覆われている為に、遠くの山や町が見えず、
自分の向かっている方向が分からなくなる。
・低い山ほど、分かれ道が多い。
・標識が、なかったりする。
・低山という安心感で、軽装で出かける。
私の歌は、低い山だったのだろうか?
今一度、カーペンターのクロストゥユーを唄ってみた。
かなり気をつけていたのだが、やはり途中からクイーンになった。
単に歌唱力のセイだという結論になるのが・・・ツラい。