この写真に見える赤いモノは、愛鷹山で見つけたモノだ。静岡県の富士山の麓に鎮座する山、愛鷹山(あしたかやま)。
標高1504mの山、地元人気は高いが、
なんたってすぐ横に3776mの秀峰が聳えている為、
見栄えが低く、わざわざ他県から登りに行く人は少なかった。
ところが・・・
岩場あり、見晴し良し、コースたくさんという事で、
実はファンが多い。
その山道に、冒頭写真の、石に赤いテープを巻いたモノが、
落ちている。
いや、置かれてある。
コレは、道しるべだと推測できる。
通常山中では、ピンクのリボンや岩に、
ペンキで描かれた丸い印だ。
それを頼りに、道迷いしないように気をつけている。
ところが、愛鷹山にあったのは、
小石に赤いテープが巻かれてある。
どなたが造ったのか定かでないのだが、面白い発想である。
木の枝に結んだリボンは、風や雪にさらされ、長持ちしない。
に対して、山道に置いてあるこの赤い物体は、風に強い。
雪があまり降らない山なので、見えなくなることもない。
最近登った時には、とても見つけやすかった。
木の枝のリボンは、頭上にある為、時折見落としをするのだが、
足元にあるソレは、見落としがない。
ただし、遠くにある地面の赤は見えない。
一長一短あるが、地面の赤石も《あり》だなと感心した。
これって、愛鷹山独自のアイデアだろうか?
今の所、他の山で見た事がないので、何とも言えないが、
いったいどなたが始めたのであろうか?
ラジオ《山カフェ》で問うてみたいモノである。
いずれにしても、賛否両論あろうとは思うが、
賛に一票入れたい私としては、独自性を尊重したい。