「速いな」と思うモノがある。「早いな」ではない。
《ホテルのポット》
水を入れてスイッチを押すだけで、
お茶にして数杯分のお湯が沸く。
その時間が、非常に速い。
あっという間という言葉がそのまま当てはまる。
へたすると、ちょいとトイレに行って帰ってくると、
もう湧いていたりする。
満杯の水でも、あっという間である。
普段、家のポットだの、ガスで沸かすだの、IHIで沸かすだのと、
湯が沸く時間に敏感なハズなのに、
この速さはどういうことだろうか?
こういう時に使う漢字は、《早い》を使うべきなのだろうが、
感覚的には、《速い》と書きたくなる。
仮に、カップ一杯分の水ならば、スイッチを入れて、
置いてあるお茶のティーバックを準備している間に、
もう沸いたりする。
「いったい、どうなってるんだ!」
電化製品とは思えない異次元の速さに、眉間にシワを寄せる。
こんな事ができるのなら、
自宅にあるポットたちの立場はどうなる!
彼らとて、「やたら速いな」と褒めようとしていたのに、
それどころじゃない速いスプリンターの出現に、
かなしい比較をしてしまわなくてはならない。
ひょっとすると、リッターという量の差が、
速さを錯覚させているのだろうか?
では、どなたか比較していただけないだろうか?
リッター当りでどれが一番速く沸くのか?
・ホテルのポット
・自宅のポット
・お風呂の湯船
まてよ、意外とお風呂の勝ちかもしれないと、今・・・