普段ダイエットの為とノボリをあげて、甘いモノを食べないようにしている私である。
ところが、コレは積極的に買っている。
写真は、ヨウカンである。
ひと口ヨウカンというくくりになるだろうか。
人差し指くらいの長さで、量で言えば、
通常ヨウカンをナイフで切った量の、五分の一ほどだろうか。
上部の所に、ビリリと引き裂く箇所があり、
簡単に破り、むくことが出来る。
さあ、食べようと思いポケットから出し、
口に入るまでの時間は、3秒を切る。
その気になれば、1秒も目指せる。
では、いつその気になるのか?
山の中だ。
登山道をヨイショヨイショと登っている最中、携帯食として、
力強い助けになるのが、このヨウカン。
何十年も前から、ヨウカンは山の友達だった。
ヨウカンだけでなく、いろんな携帯食を試す歴史の中で、
栄養学的に考え、軽さも追求し、食べやすさ、保存方法、
さまざまな試行錯誤の末に、残ったのが、
《ヨウカン》
エベレスト日本人最多登頂者の、倉岡裕之さんも、
ポケットには常にヨウカンが入っていると語る。
ただし・・・現場で切るのではなく、ひとくちで食べられるモノ。
私が選ぶのは、このヨウカンだ。
「おおい、立ったまま休憩しよう」
1分休憩をする時、リュックも下ろさず立ったまま、
水分と栄養を補給したい。
ポケットからコイツを取りだす。
ビリリと破り、口にスルリと入れる。
適当に噛んでゴクンッ。
このヨウカンの良い所は、
・水が無くても飲み込める。
・ツルリという触感がカラカラの口内でもスルリと通る。
・甘みが、身体の疲労に反応する
仮に、岩壁登攀中だとしよう。
片手しか使えない状況でも、これなら簡単にむいて食べられる。
まるで、山岳用に開発されたかのようなヨウカン。
・・・ではないのは明らかで、スーパーに行けば、
沢山ならんでいる。
冒頭の写真は、栗ヨウカンだが、他にも数種類ある。
わがリュックと登山中のポケットには、必ずコレが入っている。
仲間にも手渡したりする。
長く保存できる。
なんたって、値段が安い!
さて、どれくらい素早く食べられるか?
今、ポケットに手を突っ込んでいる所から、チャレンジしてみた。
サッ・・・パクッ
1秒で口に入った・・・ものの、勢い余って千切れた半分が、
どこかにとんでいった。
秒殺実験はやめましょう。

《ヨグソミネバリ》と云う名の木